「ひらまつさんちの元気が出る野菜!」耕青ファームの熱い思い。
Maman取材メンバー、次廣です。
今回は、浜松市西区大久保町にある「耕青ファーム」さんにお邪魔させていただきました♪
こちらでは、チンゲン菜・ほうれん草に加えて、
スティックセニョール・カリフローレなどの珍しい野菜も栽培しています。
(↑こちらはチンゲン菜のハウス。)
耕青ファームさんのコンセプトは
「ひらまつさんちの元気が出る野菜!」
です。
元気が出る野菜って??
他の野菜となにが違うの???
お話を聞かせていただいたのが、「耕青ファーム」の平松さん。
以前は、農機具メーカーの会社員として九州各地を回ったり筑波などで働いていたそうで
会社員時代から農業にはご縁があったそうです。
その後、結婚し、お義父さんの後を継ぎチンゲン菜農家に。
そして、厳しい経営の中でどうしたら差別化を図れるか?を考えた結果
突然出てきた「硝酸態窒素」に
えっ?なにそれ??
の方が多いと思います(笑)
元、医療従事者で人体の事は結構勉強したつもりの私も初耳の単語でした。
「硝酸態窒素」とは…、本当にざっくり、分かりやすく説明すると酸化した窒素です!
(ざっくりすぎてすみません!)
詳しく知りたい方は、「しょうさんたいちっそ」で検索してみると面白いです^^
余談ですが、私は硝酸態窒素で1時間近くネットサーフィンしてしまいました(笑)
奥が深い!硝酸態窒素!
この、硝酸態窒素をとると、様々なマイナス面があると言われる中で
硝酸態窒素を減らすためにはじゃあどうしたらいいか?
↓
肥料を減らせばいい!
↓
試行錯誤の結果…
硝酸態窒素の少ない野菜ができた、しかも硝酸態窒素が少ないので農薬散布の回数も激減!
という方向に向かうことができたそうです。
簡単にまとめてしまいましたが、そこに至るまでには様々な困難や苦難があったと思われます。
一消費者として、知れば知るほど頭が上がりません。
硝酸態窒素の多い野菜は、人間で言うと
「メタボな野菜」。
つまりは栄養多可な状態です。
その栄養は野菜の発育には必要ですが、私達が食べるとマイナスに作用してしまう。
しかも野菜自体が日持ちせず腐りやすいそうです。
味も、喉がイガイガしたり、独特のえぐみがでてきたり…と、味覚が素直な子ども達には受け付けなかったりするそうです。
硝酸態窒素を減らすために、肥料を減らすことによって野菜自身の力を引き出して育つ、
そうすると虫が寄るのも少なくなり農薬自体を減らせる。
そして、野菜自体の細胞の良くなり、重たくなる・日持ちする・あくが少なくなるそうです。
パートさんの子どもさんもそんな平松さんちのお野菜を食べて野菜嫌いがなくなり
収穫にきてくれたこともあるそうで、そういったお話をされているときの平松さんの嬉しそうなお顔から農業の楽しさを感じました。
硝酸態窒素を減らす努力をし、実際に減らした野菜を作り続けている平松さん。
せっかく作ってもそのままポンと置いてあるだけでは伝わらない!
農家さん自身で品質を発信していく重要性を理解されていることに農家さんを応援する身としてはとても嬉しくなりました。
実際に、マックスバリューの会議に出向き、自身の野菜の良さをプレゼンしたこともあるそうです。
大きさの規格から(いい意味で)外れた野菜はスーパー直にやり取りしたほうが格段に話が早い!
その後、耕青ファームさんの野菜は採用され
今もマックスバリュー店舗には耕青ファームさんのお野菜が並んでいます。
また、現在は環境にも優しい「ピロール農法」にも挑戦されているそうです。
ピロール農法の最大の特徴は、“土の中で酸素を放出する”という点です。地球上の酸素を作り出した「ラン藻」(シアノバクテリア)を活用する農法です。
ピロール農法は、光合成を行うラン藻を土の中に繁茂させ、そのラン藻が二酸化炭素を吸収して酸素を土の中に産み出すことで、「酸素欠乏」という問題点を克服した農法です。そして同時に、土の中の微生物も豊かになります。増えたラン藻や微生物は、ビタミンなどの様々な有用な物質を土壌中に供給すると同時に、「農薬」などの分解・浄化も行います。”
ピロール農法ドットコム
https://www.pyrrol.com/contents/pyrrol_noho.html
(↑こちらの緑色の部分がそうです。)
環境への配慮、
硝酸態窒素への徹底したこだわり、
まさに元気が出る野菜!!!
現在は、
・浜松市内外「マックスバリュ」14店舗
・(有)ハーベスト浜松:関東・静岡市を中心に販売中。
・浜松市内「フィール」2店舗
等で購入ができます♪
是非お手に取って食べてみて下さい!
耕青ファーム(コウセイファーム)
静岡県浜松市西区大久保町
↑↑お立ち寄りの際はお気軽にお問い合わせください。
Webサイト:http://www.kouseifarm.com/index.php